【日経QUICKニュース(NQN)】板金加工品大手のモリテック(5986)株が大幅高となっている。一時、制限値幅の上限(ストップ高水準)である前営業日比80円(34.8%)高の310円まで上昇した。4日付の日本経済新聞朝刊は「政府は小型の電気自動車(EV)を数分で充電できる高出力充電器の普及に乗り出す」と報じた。同社はEV向け急速充電器を扱っており、関連銘柄として反応したようだ。
auカブコム証券の河合達憲チーフストラテジストは「日本のEV普及が遅れているのはトヨタ(プライム、7203)がEVではなくハイブリッド車(HV)にこだわったことや政府の規制の影響が大きく、規制緩和が進めば普及加速の第一歩になる」と指摘した。
EV充電器関連ではエネチェンジ(グロース、4169)、東光高岳(プライム、6617)も高い。