【QUICK Market Eyes 川口 究、大野 弘貴、片平 正二】クレディ・スイスは8日付リポートで「最近のグロース株の上昇が行き過ぎだと考える理由が5つある」と指摘した。まず、①米国の雇用は総じて堅調だとの認識を示した。雇用は景気サイクルの6~9カ月ほど遅れるが、雇用の伸びは加速しており、求人数は非常に高いままを保っている。次に、②賃金の伸びは市場の想定よりも堅調とみている。平均時給の減速と雇用コスト指数の鈍化に続いて、賃金の伸びが急激に鈍化するという楽観論があるが、賃金の伸びの鈍化の多くは非常にセクター固有で多くのセクターで依然として非常に高い賃金上昇率が確認できる。
続いて、③米...
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