三菱UFJ国際投信が運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額(残高)が1兆円を突破した。14日の残高は1兆17億円。昨年4月5日に5000億円を突破してから1年でおよそ2倍になった。積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)の対象ファンドで、主にネット証券を経由した高水準な資金流入が残高増加につながった。
同ファンドは業界最低水準の運用コストを目指す「eMAXIS Slim」シリーズの1本で、先進国と新興国の株式で構成される株価指数「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」の値動きに連動する投資成果を目指すインデックス型(指数連動型)。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)では4番の大きさで、インデックス型では同じシリーズの「米国株式(S&P500)」に次ぐ大きさをほこる。
14日時点の年初来リターンは8.4%のプラス。2018年10月の設定以降、月次ベースで堅調な資金流入が続いている。