アセットマネジメントOneが運用する「投資のソムリエ」の純資産総額(残高)が5000億円を割り込んだ。27日の残高は4987億円で、残高が5000億円を下回るのは、2021年4月1日以来、約2年ぶり。
同ファンドは12年10月26日に設定され、複数の資産に分散して投資するバランス型。投資環境の変化を速やかに察知し、基準価額の変動リスクを年率4%程度に抑えながら安定的な運用を目指す。3月末時点の月次レポートによると、資産配分は現金等が5割強で、国内債券などの安定資産と合わせると非リスク性資産が約8割を占める。
かつては安全志向の個人投資家から人気が高く、22年1月5日には最大で6526億円まで残高が膨らんだが、運用不振や資金流出などが続き残高減少につながった。3月末時点の1年リターン(分配金再投資ベース)は7.64%のマイナスだった。