国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)の中で残高が2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」は、6月15日決算で1万口あたりの分配金を100円から200円に引き上げた。200円の分配金が支払われるのは22年8月以来、10カ月ぶり。
同ファンドは、成長性が高いと判断される米国株式に投資するアクティブ型(積極運用型)。毎月決算を行い、決算期末の前営業日の基準価額に応じて分配金が決まる予想分配金提示型の形をとる。基準価額が1万1000円以上1万2000円未満の場合、分配金を200円支払う方針としており、6月決算の基準価額は1万1472円だったため、1万口あたり200円の分配金が支払われた。
直近1年間(22年7月~23年6月)の分配金支払い実績は1000円だった。5月末時点の過去1年間の「分配金健全度」は82%と、支払った分配金のおよそ8割を値上がり益など運用の成果を原資にした「普通分配金」として支払っている。