三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額(残高)が初めて3兆円を突破した。1月11日に残高が2兆円を突破してからたった3カ月で1兆円を積み増した。9日時点の残高は3兆119億円。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)のなかで残高2位をほこる。
「オルカン」の通称で親しまれている同ファンドは、これ1本で日本を含む世界の株式に分散して投資できる低コストのインデックス型(指数連動型)として人気が高い。新NISA(少額投資非課税制度)の開始とともに大量の資金が流れ込み、年初来の資金流入額は8513億円(9日時点の推計値)にのぼる。年初来リターンは15.07%と、好調なパフォーマンスと急激な資金流入が残高を押し上げた。