三菱UFJアセットマネジメントが運用する「オルカン」こと「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の純資産総額(残高)が初めて3.5兆円を突破した。4月9日に残高3兆円を突破してから約2カ月で5000億円を積み増した。6日時点の残高は3兆5470億円。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)では、残高2位をほこる。
同ファンドは低コストのインデックス型(指数連動型)「eMAXIS Slim」シリーズの1本で、日本を含む世界の株式に分散して投資できる手軽さから、個人投資家の人気が高い。新NISA(少額投資非課税制度)が追い風となり、高水準の資金流入が続いている。6日時点の1年リターンは36.07%と、堅調な運用実績と継続した資金流入が残高増加につながった。