三菱UFJアセットマネジメントの「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産総額(残高)が、2018年7月の設定から約6年で5兆円を突破した。24日時点の残高は5兆262億円。国内公募の追加型株式投資信託(上場投資信託=ETF=を除く)のなかで最大の残高をほこる。
ファンドの残高が5兆円を超えるのは、「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」が首位(月末ベース)だった08年9月末以来、およそ15年9カ月ぶり。インデックス型(指数連動型)に限れば、QUICKの月末ベースのデータでさかのぼれる2000年以降では初めてとなる。
同ファンドは新NISA(少額投資非課税制度)の対象商品で、制度開始から高水準な資金が流れ込んでおり、年初来の資金流入額は9975億円(24日時点、推計値)にのぼる。1年リターンは41.0%(24日時点)。好調な運用成績と、新NISAを利用したネット証券経由の資金流入が残高増加につながった。