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マツダ(7261) 今期16%営業増益予想を維持。HEVの投入効果等で来期以降も業績続伸を予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2024/08/23)

・サマリー
 25/3期の連結営業利益見通しについて企業価値研究所では、従来予想の2900億円(前期比16%増)を据え置く。足元での米国販売の好調、1Qの為替レートが想定より円安水準で推移したことを受け、売上高の予想を増額するが、販売競争激化に伴う米国販売店への販売奨励金の増加を織り込んだ。ただしラージ商品4車種が揃う効果などから、前期に続き過去最高を更新するとの見方を変えない。26/3期以降も、HEV(ハイブリッド車)の投入効果などから、業績続伸を予想する。

・アナリストの投資判断 ~PERで割安感が依然強い。利益拡大期待による株価の見直し余地は大きいとみる
 直近の株価に基づく25/3期の当研究所予想PERは4倍。過去60カ月(大幅に業績が悪化した20/3期と21/3期を除く)平均のPER8倍との比較では、割安感が依然強い。今後の株価は、業績に多大な影響を及ぼす為替動向に注意を要するが、ラージ商品やHEVなどの新型車導入による利益拡大期待から、株価の見直し余地は大きいと考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

小西 慶祐

チーフアナリスト

自動車・自動車部品セクター担当、投資戦略

 

【プロフィール】

早稲田大学政治経済学部卒、在学時には、早稲田大学ア式蹴球部所属。国際証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。みずほ信託銀行を経て、現在に至る。
体育会系で培った足腰の強さを武器に、数値分析だけでなく、個別取材や国内外での工場視察といったフィールドワークによる「生の情報」を大事にしながら、対象企業を判断することを信条とする。また、セルサイドとバイサイドをともに経験したことを糧として、弊社の特長である中立・公正な立場でレポートを執筆することを心がけている。

 

日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 自動車・同部品・タイヤ専門部会 評価実施アナリスト


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