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パナソニック ホールディングス(6752) 連結全体の利益予想に変更はない。営業利益は増益トレンドが続くと予想

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2024/08/26)

・サマリー
 企業価値研究所は、25/3期の予想営業利益3750億円(前期比4%増)を据え置いた。1Qの欧州での空質空調や中国家電の不振でくらし事業を減額し、生成AIサーバ向け製品の好調でインダストリーを増額したが、連結全体の予想に変わりなし。来期以降は利益予想を据え置いた。営業利益は増益トレンドが続くとみている。なお1Qの営業利益は838億円(前年同期比7%減)だった。

・アナリストの投資判断 ~株式相場全体に準じた回復へ
 当研究所では当面の株価について、株式相場全体の値動きに準じた回復を想定している。1Q決算発表直後に値を下げたが、これは日銀ショックによる株式相場全体の下げによるものと考えられる。1Q実績では注力分野の一つであるエナジーの減益など、やや物足りない面もみられたが、対TOPIXの相対パフォーマンスの悪化に歯止めが掛かってきたことから、一過性の影響という認識が株式市場で広がってきた模様。株式相場は落ち着きを取り戻しつつあり、同社の株価も回復に向かうと考えられる。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス・精密機器・総合重機セクター担当、投資戦略


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 電気・精密機器専門部会評価実施アナリスト


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