なかのアセットマネジメントは9日、同社が運用する「なかの日本成長ファンド」の9月(2024年8月末基準)のマンスリーレポートを差し替えたと公表した。8月に売却したエスプールに関する記載内容について、両社の相互認識にズレがあったためと説明している。
リリースはなかのアセット社長で最高投資責任者の中野晴啓氏の名前で公表され、エスプールと両社納得のうえでコメントを修正したとしている。マンスリーレポートの訂正について、中野氏は「混乱をもたらしたことには深謝する」と表明。一方、エスプール株の全売却に関しては、高度な受託者責任を履行するうえで適切な行動判断だったと説明している。
また、両社間でコミュニケーションギャップ解消に向けた途上で、運用部長である山本潤氏が自身のSNS(交流サイト)で、その経過状況を投稿(現在は既に削除済み)したことについても「公式メッセージ以前に個人ベースで発信したことは勇み足」だったと指摘。そのうえで「当社の内部統制が充足出来ていないことの事実として、なかのアセットマネジメントとしての経営グリップ不足を、代表である小職は深く反省」すると述べた。
今回の事象を受け、「誠実で透明なプロフェッショナル運用会社に至る上での大切な体験知たる財産として深く肝に銘じ、社会と生活者の豊かさ実現に向け一層尽力する」としている。
◇なかのアセットのリリース(2024年9月9日公表)
◇「なかの日本成長ファンド」の9月マンスリーレポート(差し替え後)