QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2025/02/27)
・サマリー
同社は2月20日に、26/3期から31/3期までの6カ年の新中期経営計画を公表。最終年度の31/3期に連結営業利益8000億円を目指す。インド四輪子会社マルチ・スズキ中心に販売台数を伸ばす考え。企業価値研究所では、目標数値は達成可能とみる。ただし四輪の販売台数目標は保守的な印象であり、更なる上積みに期待したい。足元の25/3期の連結営業利益予想に関して当研究所では、5800億円→6000億円(前期比21%増)へ増額。国内販売店の収益性向上などを反映した。前期に続き過去最高益更新を予想、来期以降も利益拡大が続くとみている。
・アナリストの投資判断 ~マルチ・スズキを牽引役とする利益成長を想定、株価も上値を追う展開を引き続き予想
直近の株価に基づく翌26/3期の当研究所予想PERは9倍。過去60カ月の平均PER13倍との比較では、割安感がある。今後も、マルチ・スズキを牽引役とする利益成長を想定、株価も上値を追う展開を引き続き予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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