来週(10~14日)の外国為替市場で円相場は堅調に推移しそうだ。トランプ米政権の関税政策で世界景気が減速するとの懸念が根強く、引き続き「低リスク通貨」とされる円には買いが入りやすい。春季労使交渉(春闘)での賃上げ機運が日銀の追加利上げ観測を後押しするなか、7日発表の2月の米雇用統計が米労働市場の減速を示せば、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測につながる。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入りやすく「短期的には節目の1ドル=145円台を試す展開となる」との見方もあった。
日経平均株価は乱高下の展開か。今週は米政権による関税政策の強化や円の対ドル相場の上昇などを受け、リスク回避の売...

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