QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2025/03/11)
・サマリー
会社側は3Q決算発表時(2月5日)に、25/3期の連結営業利益計画を、1030億円→930億円(前期比26%増)へ下方修正している。競争激化に伴う光デバイス(スマートフォンに使用されるカメラ用アクチュエータ)の採算悪化や、買収に伴う一過性費用の計上などを反映した。企業価値研究所では、光デバイスの更なる採算悪化リスクを見込み、会社修正計画を若干下回る営業利益予想900億円(同22%増)に減額する。続く26/3期以降も、従来予想を減額。ただ、主力製品であるボールベアリングの伸長を土台に、自動車の電装化が追い風になると見込んだモーターの拡販などから、26/3期に営業利益で過去最高を更新する見通しとした。
・アナリストの投資判断 ~光デバイスの採算悪化が上値を抑えようが、中期的には利益拡大を映した持ち直しを予想
直近の株価に基づく翌26/3期の予想PERは11倍。過去60カ月の平均PER18倍との比較では割安感が強い。今後の株価は、当面は光デバイスの採算悪化が上値を抑えようが、中期的には利益拡大を映した持ち直しを予想する。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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