【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 永井洋一】米国と中国による報復関税の応酬がエスカレートするなか、ドルの対人民元相場が4月8日、一時1ドル=7.34元と2007年以来の上限近辺に達した。習近平(シー・ジンピン)政権がトランプ関税への対抗手段として、人民元の切り下げを狙っているのではと、市場は神経をとがらせている。
著名金融ブログのゼロヘッジは考え得る中国の対抗策の1つとして、「元を20~40%切り下げる」と指摘した。
対米貿易において輸入より輸出が多い中国にとって報復関税の応酬は不利だ。中国が関税で販売単価が上昇するドル建て製品の競争力を維持するには、対ドルで元を切り下げ、ド...

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