米仮想通貨取引所大手のコインベースが6日、同社で取引できる全ての仮想通貨を対象としたコインベース・インデックス・ファンドを発表した。個々の仮想通貨に投資するのではなく、時価総額に応じて複数の仮想通貨に投資することでリスク分散を図る考えのもよう。同社で取引できる仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインの4種類となっている。
出所:Coinbase
併せて、コインベース・インデックスという指数も発表した。構成比率はビットコインが62%、イーサリアムが27%、ビットコインキャッシュが7%、ライトコインが4%となっている。比率を見る限り、時価総額の大きいビットコインのウエイトが高いため、あまりリスク分散にはならない恐れがありそう。今のところ米国在住の投資家しかコインベース・インデックス・ファンドには投資できないようだ。
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