開示会社：富士電機(6504)
開示書類：2025年３月期 第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/01/30 15:30

<決算スコア> +0.64

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 791,064
前期比 +4.1% ○
営業利益(百万円) 68,431
前期比 +18.7% ○
経常利益(百万円) 68,370
前期比 +20.7% ○
純利益(百万円) 55,415
前期比 +48.7% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 1,114,000
前期比 +1.0% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -0.7% ●
営業利益(百万円) 111,500
前期比 +5.1% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.7% ●
経常利益(百万円) 111,500
前期比 +3.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -3.5% ●
純利益(百万円) 86,000
前期比 +14.1% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.9% ●
予想年間配当(円) -


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比4.1%増の7910億6400万円、営業利益が同18.7%増の684億3100万円、経常利益が同20.7%増の683億7000万円、純利益が同48.7%増の554億1500万円だった。

　2026年度を最終年度とする3ヵ年中期経営計画「熱く、高く、そして優しく2026」をスタートした。売上高は、全ての部門で増加し、前年同期に比べ314億円増加(4%増加)の7911億円となり、過去最高を更新した。損益面では、原材料価格の高騰影響や、コンポーネントの物量減少影響があったものの、プラント、システムの需要増加、高付加価値商材の投入や製品販売価格の値上げ、原価低減の推進、為替影響等により、営業損益は前年同期に比べ108億円増加の684億円、経常損益は前年同期に比べ117億円増加の684億円となり、営業損益、経常損益ともに過去最高を更新した。

　親会社株主に帰属する四半期純損益は、投資有価証券の一部を売却し特別利益に計上した影響等により、前年同期に比べ182億円増加の554億円となり、過去最高益となった。

　売上高:2370億円(前年同期比 3%増加) 営業損益:200億円(前年同期比55億円増加)器具分野の需要回復の遅れによる需要減少等があったものの、エネルギーマネジメント分野を中心としたプラント、システムの需要増加により、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。発電プラント分野は、再生可能エネルギー大口案件の影響等により、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。エネルギーマネジメント分野は、電力、産業及び鉄道向け変電機器の大口案件の増加等により、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。施設・電源システム分野は、データセンター向け需要は堅調に推移したものの、海外における半導体メーカ向け大口案件の減少により、売上高は前年と同水準となった。営業損益は、売上高の減少と原材料価格の高騰影響により、前年同期を下回った。

　インダストリーにおいては、売上高:2922億円(前年同期比 5%増加) 営業損益:175億円(前年同期比60億円増加)オートメーション分野における低圧インバータの在庫調整継続や、設備工事分野における大口案件影響があったものの、オートメーション分野のプロセスオートメーション、社会ソリューション分野、DXソリューション分野の需要増加等により、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。オートメーション分野は、ファクトリーオートメーションにおける低圧インバータの在庫調整継続の影響があったものの、プロセスオートメーションにおける駆動制御システム等の需要増加等により、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。社会ソリューション分野は、原子力関連の大口案件の増加等により、売上高、営業損益ともに前年同期を上回った。

　半導体分野は、電動車(xEV)向けパワー半導体の海外向け物量の減少があったものの、産業分野向けの物量増加や為替影響により、売上高は前年同期と同水準となった。営業損益は、生産能力増強に係る費用の増加、原材料価格の高騰等により、前年同期を下回った。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比1%増の1兆1140億円、営業利益が同5.1%増の1115億円を計画。



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