開示会社:デジアーツ(2326)
開示書類:2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2025/01/31 16:00
<決算スコア> +2.04
<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 7,274
前期比 -12.6% ●
営業利益(百万円) 3,145
前期比 +0.7% ○
経常利益(百万円) 3,150
前期比 +0.6% ○
純利益(百万円) 2,174
前期比 +0.6% ○
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 10,720
前期比 -6.9% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +2.4% ○
営業利益(百万円) 5,140
前期比 +16.1% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +5.1% ○
経常利益(百万円) 5,140
前期比 +15.7% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +5.0% ○
純利益(百万円) 3,540
前期比 -19.1% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +5.8% ○
予想年間配当(円) 85.00
<要約>
2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比12.6%減の72億7400万円、営業利益が同0.7%増の31億4500万円、経常利益が同0.6%増の31億5000万円、純利益が同0.6%増の21億7400万円だった。
セキュリティ業界においては、ランサムウェア攻撃やフィッシング詐欺、生成AIを悪用したサイバー攻撃等による情報漏洩インシデントが多発していること等からICT機器を業務・学習で利用する企業・団体においてセキュリティ意識が高まり、対策製品に対する需要が拡大している。
前年度末にセキュリティコンサルティング事業を展開する連結子会社デジタルアーツコンサルティング株式会社(DAC)の保有全株式を譲渡したことによって、売上高に対して約15億4400万円の売上高減の影響が発生する。それを受けて、国産総合セキュリティメーカーとして製品拡大に注力できる経営環境となったことから、改めて中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定した。企業向け市場においては、クラウド、オンプレミスの両環境に対応した製品戦略の展開により、Webとメールのクラウドセキュリティへの移行ニーズや他社オンプレミス製品終売に伴うオンプレミス製品への乗換えニーズを捉えたことに加え、主力製品に付加価値を与える新製品・オプション製品の提供によるクロスセル・アップセル戦略が好調に推移した結果、堅調な成長を継続できている。
公共向け市場では、「次世代校務DX」案件や端末調達が本格化しつつある「GIGAスクール構想第2期」案件獲得のため、「i-FILTER」の学校向け機能の継続的な強化による製品価値向上や、販売促進の強化により、更なるシェア拡大のための活動が順調に進んでいる。「GIGAスクール構想第2期」案件の受注が始まったことに伴い、契約高が「GIGAスクール構想第1期」開始時に次ぐ、高い成長率となった。費用面においては、DAC連結除外によりDAC売上原価とDAC人件費が減少したが、公共向け市場案件でのクラウドサービス系製品の受注が計画以上に増加した結果、データセンターの通信費が増加し、売上原価が増加した。
新製品「f-FILTER」は、「m-FILTER」とのセット販売により、PPAP対策案件の獲得が順調に進んだ。前年度末に連結子会社デジタルアーツコンサルティング株式会社(DAC)の保有全株式を譲渡したことに伴い、売上高に対して15億4400万円の売上高減の影響が発生した。企業向け市場の契約高は33億6700万円(前年同期比26.2%減)、売上高は34億1000万円(25.6%減)となった。
企業向け市場においては、公共向け市場で、「自治体セキュリティ強靭化」案件や「次世代校務DX」案件において、「ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)」・「セキュリティガイドライン」に対応したソリューションを総合的に提案することで案件の獲得が順調に進捗している。来年度より端末調達が本格化する「GIGAスクール構想第2期」案件の受注が徐々に始まっており、複数の大口案件の獲得など受注が好調に推移した結果、契約高が「GIGAスクール構想第1期」開始時に次ぐ高い成長率となった。公共向け市場の契約高は31億8400万円(前年同期比33.0%増)、売上高は35億5500万円(3.9%増)となった。家庭向け市場の契約高は3億600万円(前年同期比2.1%減)、売上高は3億700万円(1.8%減)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比6.9%減の107億2000万円、営業利益が同16.1%増の51億4000万円を計画。
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スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
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