開示会社:ANA(9202)
開示書類:2025年3月期 第3四半期 決算短信〔日本基準〕
開示日時:2025/02/03 15:30
<決算スコア> +3.47
<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 1,702,784
前期比 +10.3% ○
営業利益(百万円) 171,160
前期比 -18.5% ●
経常利益(百万円) 181,589
前期比 -12.3% ●
純利益(百万円) 134,030
前期比 -10.0% ●
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 2,255,000
前期比 +9.7% ○
会社予想比 +1.6% ○
QUICKコンセンサス比 +1.8% ○
営業利益(百万円) 180,000
前期比 -13.4% ●
会社予想比 +5.9% ○
QUICKコンセンサス比 -0.4% ●
経常利益(百万円) 190,000
前期比 -8.5% ●
会社予想比 +11.8% ○
QUICKコンセンサス比 +6.7% ○
純利益(百万円) 140,000
前期比 -10.9% ●
会社予想比 +16.7% ○
QUICKコンセンサス比 +11.7% ○
予想年間配当(円) 50.00
<要約>
2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比10.3%増の1兆7027億8400万円、営業利益が同18.5%減の1711億6000万円、経常利益が同12.3%減の1815億8900万円、純利益が同10%減の1340億3000万円だった。
航空業界を取り巻く環境は、ウクライナや中東地域情勢等の地政学リスクが懸念されるものの、旅客需要は回復基調が続いている。
社会・経済情勢の下、航空事業を中心に増収となったことから、売上高は1兆7027億円となったが、運航規模の拡大に伴う整備機会の増加や人財への投資を進めたこと等から費用が増加し、営業利益は1711億円となり、前年同期と比べて減益となった。世界の代表的な社会的責任投資の指標である「Dow Jones Sustainability World Index」の構成銘柄に8年連続で選定された。今後も事業を通じて環境問題等の社会課題解決に取り組み、持続的な成長と企業価値の向上を目指していく。
航空機等に関わる各種補償金や為替差益を計上したこと等から、経常利益は1815億円、純利益は1340億円となった。
航空事業においては、売上高1兆5517億円(前年同期比10.2%増) 営業利益1714億円(15.8%減)旺盛な訪日需要とレジャー需要に支えられ、国際線旅客・国内線旅客ともに好調に推移し、売上高・旅客数ともに前年同期を上回った。費用面では整備費や人件費等を中心に増加したことから、営業利益は前年同期と比べて減益となった。国際線旅客では、好調な訪日需要に加え、日本発のレジャー需要やビジネス需要を取り込み、北米路線・欧州路線が好調に推移したことにより、旅客数・収入ともに前年同期を上回った。国内線旅客では、「ANA SUPER VALUEセール」を継続的に実施し、レジャー需要の喚起と早期取り込みに努めたことや、運賃を一部改定したことにより、旅客数・収入ともに前年同期を上回った。
売上高549億円(前年同期比7.2%減) 営業損失1億円(前年同期 営業利益13億円)海外旅行については、ハワイや欧州方面の需要を取り込んだことにより取扱高は増加したものの、コロナ禍以前の水準には戻っていない。国内旅行については、ダイナミックパッケージ商品の集客が伸び悩んだこと等から取扱高が減少した。売上高は前年同期を下回り、営業損失を計上した。
航空関連事業においては、外国航空会社の復便や新規就航に伴い、空港地上支援業務や機内食関連業務の受託が増加したほか、国際貨物の取扱高が拡大したことにより、売上高は前年同期を上回ったものの、システム関連費用や人件費が増加したこと等から、営業利益は前年同期を下回った。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比9.7%増の2兆2550億円、営業利益が同13.4%減の1800億円を計画。
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