開示会社：松　風(7979)
開示書類：2025年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/02/05 15:30

<決算スコア> -1.13

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 28,845
前期比 +13.5% ○
営業利益(百万円) 4,295
前期比 +26.0% ○
経常利益(百万円) 4,490
前期比 +21.6% ○
純利益(百万円) 3,484
前期比 +26.8% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 38,395
前期比 +9.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.4% ●
営業利益(百万円) 5,293
前期比 +12.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -6.0% ●
経常利益(百万円) 5,604
前期比 +9.5% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -4.7% ●
純利益(百万円) 4,434
前期比 +21.3% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.3% ●
予想年間配当(円) -


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比13.5%増の288億4500万円、営業利益が同26%増の42億9500万円、経常利益が同21.6%増の44億9000万円、純利益が同26.8%増の34億8400万円だった。

　2024年4月より新たにスタートした4ヵ年の第五次中期経営計画では、その達成に向けた最終期間として中長期における重点課題への取り組みを進めている。営業利益は、販管費が増加したものの、増収効果が影響した。特別利益として投資有価証券売却益3億7800万円を計上した結果、純利益は増加となった。売上高、営業利益、経常利益、純利益ともに第3四半期連結累計期間として、過去最高の業績となった。

　経常利益は、為替差益の減少などにより営業外損益が減少した。

　デンタル関連事業において、国内では、前期に発売を開始したデジタルカメラ「アイスペシャルC-Ⅴ」や歯科切削加工用セラミックス「松風ディスクZRルーセントスープラ」、歯科切削加工用レジン材料「松風ブロックPEEK」などのCAD/CAM関連製品が売上に寄与し、前年同期比増収となった。海外では、米国や中国を含むアジア地域を中心に既存製品の拡販が進むなど堅調に推移し、さらに為替変動の影響もあり、前年同期比増収となった。売上高は、271億400万円と前年同期比35億5400万円(15.1%)の増収となり、販管費が増加したものの、増収効果により営業利益は43億6300万円と前年同期比9億7900万円(29.0%)の増益となった。

　ネイル関連事業において、国内では、台湾において販売が好調なネイルケア製品を日本国内でも販売を開始し、売上に貢献したが、ジェルネイル製品の売上が減少し、前年同期比減収となった。海外では、米国においてインフレの影響による消費の落ち込みが続いており、台湾でもジェルネイル製品の売上が伸び悩んだことから、前年同期比減収となった。売上高は、16億6800万円と前年同期比1億2700万円(7.1%)の減収となった。利益面は販管費の増加もあり、営業損失8400万円と前年同期比9600万円の減益となった。

　その他の事業においては、株式会社松風プロダクツ京都で、歯科用研磨材の生産技術を応用し、工業用研磨材を製造販売している。売上高は、7200万円と前年同期比1400万円(25.1%)の増収となり、営業利益は1200万円と前年同期比200万円(31.8%)の増益となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比9.4%増の383億9500万円、営業利益が同12.4%増の52億9300万円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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