開示会社：広済堂HD(7868)
開示書類：2025年３月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時：2025/02/07 15:30

<決算スコア> -0.93

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 27,444
前期比 +9.4% ○
営業利益(百万円) 5,778
前期比 +59.1% ○
経常利益(百万円) 5,591
前期比 +53.2% ○
純利益(百万円) 4,301
前期比 +46.7% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 39,700
前期比 +12.0% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +2.7% ○
営業利益(百万円) 8,000
前期比 +50.3% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -5.5% ●
経常利益(百万円) 7,750
前期比 +45.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -5.7% ●
純利益(百万円) 5,240
前期比 +20.8% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -4.2% ●
予想年間配当(円) 12.74


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比9.4%増の274億4400万円、営業利益が同59.1%増の57億7800万円、経常利益が同53.2%増の55億9100万円、純利益が同46.7%増の43億100万円だった。

　葬祭収益セグメント及び資産コンサルティングセグメントを成長領域と位置づけ、積極的に事業拡大を進めてきた。葬祭収益セグメントでは2024年11月より“東京博善のお葬式"のTVCMの放映を開始、首都圏在住者に向けブランド周知を開始した。資産コンサルティングセグメントでは、第1四半期より計上している大型プロジェクトが継続した。人材セグメントでは、求人媒体領域で自社開発サービスWorkin.jpとIndeedとの連携を開始した他、2024年4月に派遣事業会社を統合し、東北・北陸中心に展開していた人材派遣領域で首都圏及び近畿圏への事業拡大を進めている。

　情報セグメントにおいて、印刷事業では、デジタル印刷領域及び商業印刷領域の不調が継続した一方、出版印刷が堅調に推移し増収増益となった。BPO事業は、軟調傾向が継続し減収傾向が継続しているが、収益面ではコストコントロールが功を奏し増収となった。IT事業では、前年より開始したSES事業を中心に増収となった反面、人件費や外注費等の増加により減益となった。セグメント売上高は104億2300万円(前年同四半期比0.8%増)、セグメント利益は1億2800万円(前年同四半期セグメント損失2億1700万円)となった。

　葬祭収益セグメントにおいて、式場全体の稼働率が上昇している。斎場内における飲食サービスは好調に推移し、増収増益となった。葬儀事業については、TVCM放映効果もあり自社ブランドの葬儀サービスの施行数が順調に増加、増収増益となった。売上高は74億5700万円(前年同四半期比21.1%増)、セグメント利益29億2100万円(23.3%増)となった。

　葬祭公益セグメントは、火葬事業で構成されており、子会社の東京博善株式会社の保有する都内6か所の総合斎場で行事を担っている。火葬事業は専ら東京都23区内で事業を営むため、売上は東京都近郊の死亡者数と強い相関関係がある。死亡者数が前期比で3%程度増加した。コスト面は人件費や燃料費等が増加したが事業効率化に努めた結果、前年から微増となった。売上高は41億2000万円(前年同四半期比3.6%増)、セグメント利益7億1900万円(26.2%増)となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比12%増の397億円、営業利益が同50.3%増の80億円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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