開示会社：ｼﾁｽﾞﾝ(7762)
開示書類：2025年３月期 第３四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時：2025/02/12 15:30

<決算スコア> -1.27

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 241,709
前期比 +1.2% ○
営業利益(百万円) 19,036
前期比 -18.7% ●
経常利益(百万円) 21,987
前期比 -20.0% ●
純利益(百万円) 22,207
前期比 +7.3% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 313,500
前期比 +0.2% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.1% ●
営業利益(百万円) 21,500
前期比 -14.2% ●
会社予想比 -6.5% ●
QUICKコンセンサス比 -9.7% ●
経常利益(百万円) 24,500
前期比 -20.5% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -3.4% ●
純利益(百万円) 22,500
前期比 -2.0% ●
会社予想比 +2.3% ○
QUICKコンセンサス比 -0.3% ●
予想年間配当(円) 45.00


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比1.2%増の2417億900万円、営業利益が同18.7%減の190億3600万円、経常利益が同20%減の219億8700万円、純利益が同7.3%増の222億700万円だった。

　時計事業が堅調に推移し売上高は2417億円(前年同期比1.2%増)、営業利益は190億円(前年同期比18.7%減)と増収減益となった。

　時計事業において、海外市場のうち北米は、個人消費が底堅さを保ち、主要流通であるジュエリーチェーンと百貨店流通向けに加え、専門店向けの販売が堅調に推移し、増収となった。アジアは、タイなど一部市場に回復傾向が伺えたものの、中国の景気低迷に伴う売上減が響き、減収となった。“BULOVA"ブランドは、北米市場において、主要流通である百貨店流通向けが好調に推移したほか、EC販売も牽引し、増収となった。ムーブメント販売は、欧米向けを中心にアナログクオーツムーブメントの付加価値製品や機械式ムーブメントが堅調に推移し、増収となった。営業利益においては、中国の売上高の減少と“CITIZEN"ブランド時計100周年に伴う宣伝費の増加などにより、157億円(前年同期比14.4%減)と減益となった。

　工作機械事業において、国内市場は、設備投資への慎重姿勢が継続する中、自動車関連の需要が回復せず、市況の先行き不透明感から半導体関連や建機関連も低迷し、減収となった。海外市場は、アジアで中国の補助金政策などにより販売が増加したほか、米州で医療関連の販売が堅調に推移したが、欧州において自動車関連を中心とした設備投資意欲が限定的となったことで、減収となった。工作機械事業全体では売上高は559億円(前年同期比10.0%減)と減収となった。営業利益は売上高の減少と製品ミックスの影響により、43億円(前年同期比41.5%減)と減益となった。

　デバイス事業において、自動車部品は、国内の市場低迷が長引く中、海外市場を中心に底堅く推移し、増収となった。小型モーターは、顧客の在庫調整などの影響を受け、減収となった。水晶デバイスはPCやIoT関連市場における需要が回復せず、オプトデバイスは需要低迷により、どちらも減収となった。デバイス事業全体では、売上高は304億円(前年同期比6.3%減)と減収となったが、営業利益は固定費削減を進めたことにより、6億円(前年同期比53.1%増)と増益となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.2%増の3135億円、営業利益が同14.2%減の215億円を計画。



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【決算スコアについて】
　企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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