開示会社：ﾏﾙｲﾁ産(8228)
開示書類：2025年3月期　第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/02/13 16:00

<決算スコア> -1.32

<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 202,789
前期比 +4.0% ○
営業利益(百万円) 1,014
前期比 -36.7% ●
経常利益(百万円) 1,604
前期比 -20.5% ●
純利益(百万円) 1,061
前期比 -12.1% ●

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 255,000
前期比 +0.1% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 2,100
前期比 +14.9% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 2,600
前期比 +9.7% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,600
前期比 +3.2% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 22.00


＜要約＞
　2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比4%増の2027億8900万円、営業利益が同36.7%減の10億1400万円、経常利益が同20.5%減の16億400万円、純利益が同12.1%減の10億6100万円だった。

　食品流通業界では、物価上昇による消費者の節約志向が強まるなか、物流費や光熱費、人件費等の上昇が継続しており、厳しい経営環境が続いている。

　売上高は年末年始における堅調な内食需要と、商品の相場高や値上げに伴う販売単価の上昇もあり増加となった。利益面については、営業利益は仕入価格上昇による売上総利益の減少や、物流関連コストの上昇、新基幹システムの稼働に伴う減価償却費の増加と稼働直後における一過性の経費増等により収益を圧迫したことから減少となり、経常利益は補助金や受取配当金等による営業外収益の増加もあり16億400万円(20.5%減)、純利益は固定資産売却益の計上等により減少となった。

　水産事業セグメントにおいては、水産部門は国内天然魚の水揚量減少と水産物全般の相場高が継続する環境下、冷凍原料からの商品化など商品開発力の強化や、商品調達力の強化に向けた養殖魚事業をはじめとする川上領域への戦略投資を進めている。デイリー部門ではエリア卸とのアライアンス推進や調達・配荷物流機能の強化、得意先との協働による商品開発により販売拡大を進めている。売上高については、㈱ダイニチの子会社化に加え、年末年始の最需要期において養殖ブリや冷凍マグロの販売が好調に推移したことや、相場高による販売単価の上昇もあり1239億8300万円(前年同期比7.9%増)となった。利益面については、売上総利益の増加と、前年同期に発生した輸入冷凍マグロの急激な相場下落に伴う損失からの反動もあり、営業利益は5億8700万円(10.5%増)となった。

　畜産事業セグメントにおいては、飼料価格の高騰などコスト高による国産の牛肉・豚肉の高値傾向と、円安による輸入畜肉の仕入価格の高止まりが継続する環境下、信州域内での販売シェア拡大と関東・東海・中京エリアへの販路拡大や、製造・流通加工機能の強化に向けた食肉加工分野への重点投資を進めている。売上高については、最需要期の年末商戦における販売は堅調も、畜産物相場の高値傾向により通常時の販売は鈍化傾向が継続したことから309億9600万円(前年同期比3.4%減)となった。利益面については、相場高に伴う収益の低下による売上総利益の減少と、新基幹システム稼働直後における一過性の経費増等の影響もあり、営業損失は1億1700万円(前年同期は3億300万円の営業利益)となった。

　丸水長野県水グループセグメントにおいては、グループ内の経営資源の集約化による信州事業の再強化とグループ最適化の実現を目指し、2025年度を目途とする当社と㈱丸水長野県水との統合作業を進めている。売上高については、各事業の販売が堅調に推移したことから253億7800万円(前年同期比1.4%増)となった。利益面については、営業利益は退職給付費用等の販売管理費の増加により、営業利益は6億4800万円(8.7%減)となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.1%増の2550億円、営業利益が同14.9%増の21億円を計画。



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