開示会社:紀文食品(2933)
開示書類:2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2025/02/14 16:00
<決算スコア> -0.87
<業績データ>
発表期 2024/12
種別 3Q
売上高(百万円) 82,756
前期比 +1.4% ○
営業利益(百万円) 3,826
前期比 -2.1% ●
経常利益(百万円) 3,631
前期比 -2.4% ●
純利益(百万円) 2,468
前期比 -1.7% ●
予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 110,951
前期比 +4.0% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 4,727
前期比 +1.9% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 4,221
前期比 -4.2% ●
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 2,855
前期比 +0.7% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 20.00
<要約>
2025年3月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比1.4%増の827億5600万円、営業利益が同2.1%減の38億2600万円、経常利益が同2.4%減の36億3100万円、純利益が同1.7%減の24億6800万円だった。
「中期経営計画2026(以下、中計2026)」を策定し、2024年4月よりスタートした。「中計2026」では、『持続的に成長できる強固な企業体質の構築』を目標としている。目標実現に向けて既存事業領域における確実な成長と、事業領域の拡大により成長を図る『成長戦略の推進と新たな価値創造』に取り組むと同時に、成長を促進させる収益構造に向けた『資本効率の改善』と、今後の成長を支える『経営基盤の整備』に取り組んでいく。営業キャッシュ・フローの拡大と、持続的な成長と社会課題の解決の両立を図るESG課題への対応や、コーポレート・ガバナンスの充実を図る。海外では、カニカマや独自に発展した練りものが「SURIMI」と呼ばれ、日本発のヘルシーフードとして人気を得ている。
国内食品事業において、売上面では、国内小売市場で正月商戦に向けてのプロモーションを展開し、特設ウェブサイトの設置やイベントの開催、TVerやTVCM広告の投下、SNSでの情報発信などを行うとともに、国連WFPの「レッドカップキャンペーン」にも参加した。正月商品は、蒲鉾や伊達巻、さらにこれらを中心に1つのパッケージにまとめたセット商品などが順調に売上を伸ばし全体で増収となった。スリミ製品は、カニカマやはんぺんが伸長したものの、例年以上に長く続いた夏場の高気温や店頭での企業間の販促競争激化の影響により全体ではやや減収となった。商事部門は、日本食品や水産物、資材の販売が好調で増収となった。売上高は592億2800万円と前年同期比5700万円の増収(0.1%増)となり、セグメント利益は22億7800万円と前年同期比2900万円の増収(1.3%増)となった。
食品関連事業において、売上面では、中心である物流事業において、新規顧客の獲得、既存顧客の配送エリア拡大、正月商戦や外食店向けの物量増により増収となった。利益面では、物量増による共同配送の積載率向上、料金改定による利益率改善、配送コースの組み換えなどの効率化により増益となった。売上高は151億6300万円と前年同期比11億5200万円の増収(8.2%増)となり、セグメント利益は9億7200万円と前年同期比1億2500万円の増益(14.8%増)となった。
海外食品事業において、売上面では、米国市場においては、カニカマをはじめとしたスリミ製品が堅調に推移したもののHealthyNoodle(糖質0g麺)が販売政策切り替えへの対応遅れにより販売が減少し、農畜産物の輸出も為替影響により減少した。中国市場では、新たに和食チェーン店向けにタイ工場製品を導入したなど好材料もある一方で、個人消費の本格回復が遅れていることに加え、日本産水産物の輸入規制の影響も受け大きく販売が減少した。利益面では、地政学リスクの拡大による海上運賃の高騰はあるものの、為替影響と高付加価値な自社製商材の売上構成比が高まったことで利益率が良化し増益となった。売上高は83億6400万円と前年同期比2800万円の減収(0.3%減)となり、セグメント利益は6億6200万円と前年同期比2500万円の増益(4.0%増)となった。
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.2%増の1109億5100万円、営業利益が同0.2%増の47億2700万円を計画。
売上高・営業利益は、主力商品であるスリミ製品・惣菜が冬季におでん・鍋物等に向けての需要が高まることと、12月におせち料理関連商品の売上が集中するため、第3四半期に偏重する傾向にある。
免責文:
※東京証券取引所のTDnet(適時開示情報閲覧サービス)で開示された書類に基づく情報です。
※一部のお客様は参照文書にリンクできない場合があります。
【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
【QUICK AI速報】本コンテンツは、最新の言語解析技術を活用して企業の開示資料の内容を読み取って自動生成しております。データが正しく生成されていない可能性もありますので、最終的には上記リンク先の元資料をご覧ください。