開示会社：ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ(4343)
開示書類：2025年２月期 決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/04/11 15:30

<決算スコア> -0.75

<業績データ>
発表期 2025/02
種別 通期
売上高(百万円) 87,240
前期比 +6.7% ○
会社予想比 -0.1% ●
営業利益(百万円) 4,344
前期比 +21.2% ○
会社予想比 -7.6% ●
経常利益(百万円) 3,440
前期比 -23.4% ●
会社予想比 -21.8% ●
純利益(百万円) -1,816
前期比 -238.2% ●
会社予想比 -65.1% ●
実績年間配当(円) 5.00

予想期(通期) 2026/02
売上高(百万円) 92,200
前期比 +5.7% ○
営業利益(百万円) 7,300
前期比 +68.0% ○
経常利益(百万円) 5,700
前期比 +65.7% ○
純利益(百万円) 2,500
前期比 +237.7% ○
予想年間配当(円) 15.00


＜要約＞
　2025年2月期の連結業績は、売上高が前期比6.7%増の872億4000万円、営業利益が同21.2%増の43億4400万円、経常利益が同23.4%減の34億4000万円、最終損益が18億1600万円の赤字(前の期は13億1400万円の黒字)だった。

　各国為替レートが期首から円高に進んだ結果、営業外費用に為替差損4億5700万円(前期為替差益11億7300万円)を計上している。不採算店舗整理を加速させている中国事業の27億2200万円を含む、特別損失31億9000万円を計上している。新業態を中心に195店舗を出店する一方、不採算店舗等134店舗(内、中国82店舗)を閉店した。「2024年能登半島地震」復興支援に役立てていただけるよう、3月1日から3月31日の期間、対象の遊戯機械売上10%相当額を石川県に寄付した。未来の社会を作るこどもたちの権利を守るために、「あそんで募金」として1,000万円を世界7か国のこども支援活動団体へ寄付を行った。

　アセアン事業における売上高131億8100万円(前期比19.8%増)、営業利益11億9000万円(12.4%減)となった。売上高は過去最高を更新する一方で、今後の規模拡大を想定した本社人員の拡充や、フィリピンにおける前期のオンライン授業(対面授業再開)の反動などにより営業利益は前年から減少する結果となった。国別の出店数は成長率を重視しているインドネシア16店舗、ベトナム10店舗と拡大を続け、シェア拡大を重視しているマレーシア24店舗、フィリピン11店舗、生産性向上を進めるタイは売上総利益率の改善を進めるとともに、11店舗の出店をした。72店舗を出店する一方、17店舗を閉店し、2025年2月末時点の店舗数は332店舗(直営店327店舗、FC5店舗)となった。

　中国事業における売上高48億2900万円(前期比26.0%減)、営業損失30億5200万円(前期営業損失23億4300万円)となった。経済活動の低迷や、商業施設内へ他業種からアミューズメントへの新規参入が激増したことにより競争が激化し、売上高の回復が遅れている。当初計画を大きく上回る82店舗の不採算店舗を整理した。既存店・本社販管費の経費削減を継続強化するとともに、アミューズメント区画を縮小し、プレイグラウンド区画の拡大をするなどの店舗活性化を20店舗実施した。出店コストがかからず初月度から利益を出せる小型店「莫莉活力空間」を34店舗出店し、2025年2月末時点の店舗数は143店舗(直営標準・大型店96店舗、小型店41店舗、FC6店舗)となった。

　国内事業における売上高694億6800万円(前期比7.7%増)、営業利益62億1000万円(35.9%増)で前期から16億3900万円増となり、ともに過去最高を更新した。既存店売上高前期比は106.0%と計画を大幅に上回り、プライズ部門が110.4%と全体を大きく牽引している。メダル部門では、投資の実行と販促活動を継続した結果、103.4%と順調に売上及び会員数の拡大が続いており、荒利益率の向上に寄与している。プレイグラウンド事業の新業態では、「ちきゅうのにわ」を当初計画から上回る6店舗の出店をした。従来から拡大を続けている戦略的小型店は、プライズ専門店19店舗、カプセルトイ専門店54店舗の合計73店舗の出店をした。85店舗を出店する一方、35店舗を閉店し、2025年2月末時点の店舗数は753店舗となった。

　2026年2月期の連結業績は、売上高が前期比5.7%増の922億円、営業利益が同68%増の73億円を計画。



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