開示会社：松　竹(9601)
開示書類：2025年２月期　決算短信[日本基準]（連結）
開示日時：2025/04/14 14:00

<決算スコア> -0.64

<業績データ>
発表期 2025/02
種別 通期
売上高(百万円) 83,974
前期比 -1.7% ●
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,664
前期比 -53.6% ●
会社予想比 +4.0% ○
経常利益(百万円) -2,500
前期比 -187.2% ●
会社予想比 +2.3% ○
純利益(百万円) -664
前期比 -122.0% ●
会社予想比 +5.1% ○
実績年間配当(円) 30.00

予想期(通期) 2026/02
売上高(百万円) 95,000
前期比 +13.1% ○
営業利益(百万円) 3,100
前期比 +86.3% ○
経常利益(百万円) 3,000
前期比 +220.0% ○
純利益(百万円) 2,000
前期比 +401.2% ○
予想年間配当(円) 30.00


＜要約＞
　2025年2月期の連結業績は、売上高が前期比1.7%減の839億7400万円、営業利益が同53.6%減の16億6400万円、経常損益が25億円の赤字(前の期は28億6600万円の黒字)、最終損益が6億6400万円の赤字(前の期は30億1600万円の黒字)だった。

　当企業グループ(関係会社、以下は同じ)は、効率化を図り、積極的な営業活動を展開してきた。売上高は減少、営業利益は減少、経常損益は赤字となり、特別利益91億2200万円及び特別損失61億9200万円を計上し、最終損益は赤字となった。

　映像関連事業においては、邦画14作品、洋画6作品、アニメ9作品、シネマ歌舞伎、METライブビューイング、松竹ブロードウェイシネマ等の作品を公開し、「九十歳。何がめでたい」「あのコはだぁれ?」「Mrs.GREEN APPLE // The WhiteLounge in CINEMA」「劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク」が興行収入10億円を超えるヒットとなり、2025年3月までに「366日」は25億円、「劇場版忍たま乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師」は30億円を超える大ヒットとなった。台風被害により休館していたMOVIX八尾が11月に営業を再開し収益に貢献した。売店部門ではスマートオーダーの導入を行い、売場での提供環境が改善したことで利用率が向上し収益に貢献した。

　演劇事業においては、歌舞伎座で、古典から新作歌舞伎まで、幅広い演目を顧客に提供した。6月の「六月大歌舞伎」では、中村萬壽、中村時蔵襲名披露を行い、祝祭色豊かな興行になった。受託製作の歌舞伎公演は、3月に平成中村座を十八世中村勘三郎十三回忌追善として「名古屋平成中村座同朋高校公演」、5月に御園座、10月に博多座においてスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」、立飛グループ100周年の記念として「立川立飛歌舞伎特別公演」、出石永楽館「第十四回永楽館歌舞伎」、2月の博多座では歌舞伎NEXT「朧の森に棲む鬼」が上演され、彩り豊かな公演が並び好評を博した。売上高は238億200万円(前年同期比2.3%減)、セグメント損失は11億8200万円(前年同期はセグメント損失7億400万円)となった。

　不動産賃貸では、入居テナントとの綿密なコミュニケーションと良好な関係構築に努めることで、歌舞伎座タワーや銀座松竹スクエア、銀座2丁目松竹ビル・同ANNEX等、主要物件の高稼働により安定収益を確保した。通期では当初計画を上回る収益貢献となった。まちづくり事業として中長期戦略である東銀座エリアマネジメント活動においては、新たに一般社団法人とまちづくり推進協議会に賛同・入会いただく企業も加わり、街の賑わい創出イベントを開催する等、地域貢献とエリアの価値向上のための取り組みを強化した。売上高は139億5500万円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は58億1000万円(5.5%増)となった。

　2026年2月期の連結業績は、売上高が前期比13.1%増の950億円、営業利益が同86.2%増の31億円を計画。



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【決算スコアについて】
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　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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