開示会社：東　宝(9602)
開示書類：2025年２月期　決算短信〔日本基準〕（連結）
開示日時：2025/04/14 15:30

<決算スコア> -4.78

<業績データ>
発表期 2025/02
種別 通期
売上高(百万円) 313,171
前期比 +10.5% ○
会社予想比 +5.4% ○
QUICKコンセンサス比 +1.3% ○
営業利益(百万円) 64,684
前期比 +9.2% ○
会社予想比 +4.3% ○
QUICKコンセンサス比 -2.5% ●
経常利益(百万円) 64,455
前期比 +2.3% ○
会社予想比 +7.4% ○
QUICKコンセンサス比 -2.1% ●
純利益(百万円) 43,357
前期比 -4.3% ●
会社予想比 +8.4% ○
QUICKコンセンサス比 -2.2% ●
実績年間配当(円) 85.00

予想期(通期) 2026/02
売上高(百万円) 300,000
前期比 -4.2% ●
QUICKコンセンサス比 -6.2% ●
営業利益(百万円) 57,000
前期比 -11.9% ●
QUICKコンセンサス比 -18.0% ●
経常利益(百万円) 55,000
前期比 -14.7% ●
QUICKコンセンサス比 -21.9% ●
純利益(百万円) 37,500
前期比 -13.5% ●
QUICKコンセンサス比 -21.3% ●
予想年間配当(円) 85.00


＜要約＞
　2025年2月期の連結業績は、営業収入が前期比10.5%増の3131億7100万円、営業利益が同9.2%増の646億8400万円、経常利益が同2.3%増の644億5500万円、純利益が同4.3%減の433億5700万円だった。

　経営成績は、営業収入は増加、営業利益は増加、経常利益は増加、純利益は減少となった。「中期経営計画2025」の実現に向けて取り組みを進めた結果、数値目標として掲げていた「営業利益の最高益(528億円)更新」を2年連続で達成することができた。

　演劇事業では、東宝㈱の帝国劇場において、「帝国劇場クロージングラインナップ」として「舞台『千と千尋の神隠し』」「Endless SHOCK(Endless SHOCK/ Endless SHOCK Eternal)」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」「モーツァルト!」「DREAM BOYS」「Endless SHOCK」「レ・ミゼラブル」「CONCERT THE BEST NewHISTORY COMING」を上演し全席完売となった。帝国劇場は2025年2月28日をもって予定の公演をすべて終了し、再開発のために一時休館することとなった。演劇事業の営業収入は228億9000万円(前年度比13.6%増)、営業利益は41億2900万円(32.6%増)となった。

　映画営業事業の営業収入は559億5800万円(前年度比20.3%増)、営業利益は220億8800万円(23.3%増)となった。映画館入場者数は38,399千人と前年度比6.1%の減少となった。映画興行事業の営業収入は756億3300万円(前年度比3.6%減)、営業利益は97億7200万円(11.8%減)となった。「ハイキュー!!」「呪術廻戦」をはじめとするTOHO animation作品や生誕70周年を迎えた「ゴジラ」を中心とする東宝怪獣キャラクターのキャラクターグッズ販売が大きく伸長し営業収入に寄与した。映像事業の営業収入は776億6100万円(前年度比14.5%増)、営業利益は189億4600万円(20.5%増)となった。

　賃貸用不動産の空室率は、0.9%となった。再開発物件や新規に取得した物件の寄与があったが、建設工事費の高騰や大規模修繕費など一時的な費用の増加もあったことから、不動産賃貸事業の営業収入は379億4900万円(前年度比29.1%増)、営業利益は107億4000万円(7.3%減)となった。スバル興業㈱と同社の連結子会社は、一般競争入札における総合評価落札方式への対応強化を図り各種工事の受注に努めたが、大型の工事案件の受注が前期と比べ減少した。道路事業の営業収入は302億7400万円(前年度比3.5%増)、営業利益は48億500万円(1.9%減)となった。営業収入は114億3000万円(前年度比8.8%増)、営業利益は12億8000万円(14.2%増)となった。

　2026年2月期の連結業績は、営業収入が前期比4.2%減の3000億円、営業利益が同11.9%減の570億円を計画。



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