積水化成品工業(4228)は2日、2018年3月期の連結純利益を前期比3%増の35億円と従来予想から6億円下方修正した。耐熱性の食品容器や液晶パネル搬送資材の需要が伸びて増益は確保するが、上昇を続ける原燃料価格を製品に転嫁するのが難しく、当初の見通しに比べて収益が圧迫される。売上高は前期比9%増の1120億円と従来予想から8億円引き下げた。
併せて発表した17年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比10%増の844億円、純利益は4%増の25億円だった。決算や業績予想修正による株価インパクトを統計的に数値化したQUICKの「決算スコア」は今回の結果をマイナス3.44%とネガティブに判断した。
2日午後の東京株式市場で積化成株は一時前日比236円(16%)安の1190円まで下げている。