株主優待は配当とのバランスをみながら検討

右から木曽常務取締役、内田執行役員
「会社に対するご要望・ご意見については、お客さまとして株主として、広くコミュニケーションをとらせていただきたいと思っております」と語るのは、木曽裕常務取締役。王将フードサービスは、株主一人ひとりの声を真摯に受け止め、経営判断に反映させるという方針をとっている。株主総会は個人株主からの質問が多く出され、非常に活発な意見交換の場になっている。
株主優待は、1993 年の株式店頭銘柄登録時から制度を導入した。最近の株主優待への要望として、株主から長期保有優遇制度の設定や、社会貢献団体への寄付メニュー追加を求める声が寄せられているという。「当社は、株主の皆様への長期的利益還元を重要な課題のひとつと考えております。配当性向の目標は50%で、比較的高いものと自負しております。配当と株主優待のバランスに配慮しながら、検討をしております」(木曽常務取締役)。
国内は未出店エリアへの店舗網拡大を予定

本社エントランスにて
「餃子の王将」は、オープンキッチンでの手作り料理へのこだわりと店舗ごとに違うオリジナルメニューを展開していることが特徴だ。看板商品の餃子は、セントラルキッチンで作ったものを生の状態で全店に店舗に日々配達する仕組みをとっている。全店共通メニューであるグランドメニューについては、本社の「王将調理道場」にて調理技術の教育を行いスタンダードを維持しつつ、オリジナルメニューは各店の店長による独自の味付けだ。各店のレシピは社内ネットで共有しているが、店長はよりおいしいものを提供しようと独自レシピの開発にしのぎを削っているという。
店舗展開は、731 店舗(2019 年12 月末時点)だ。今後は、製造拠点と配送の工夫により、未出店エリアへの店舗展開を進めるという。「例えば、餃子に使用するニンニクは、青森県産をつかっておりますが、同県内に店舗がありません。生産者や餃子ファンからのご要望を真摯に受けとめ、未出店エリアへの出店に向けて調整を進めております」(木曽常務取締役)。
世界へ日本の「焼」餃子文化普及のために邁進
本場中国をはじめ海外では、餃子といえば茹でた「水」餃子が一般的で、家庭の味として広く食べられている。「餃子の王将」は2017 年に海外進出を果たし、1 号店を台湾に出店した。この狙いは、日本独自の「焼」餃子文化を世界に広めることだという。店内の内装は、和の様式を取り入れて、日本で独自に発展した「日式中華料理店」であることをアピールしている。
当初、台湾の店舗では焼餃子を水餃子のように単品で注文するお客さんが多かった。日本ではお馴染みの白ご飯に焼餃子をワンバウンドさせる「ワンバン方式」のおいしさを知ってもらうため、焼餃子を注文したお客さんには白ご飯をサービスするキャンペーンを実施。その結果「餃子定食」(焼餃子、白ご飯、スープ、杏仁豆腐のセット)が一番人気になった。「台湾のかたは、塩分の強い味を好まない傾向があります。日本人が食べておいしい、現地の人が食べてもおいしいという味を作り出すのに苦労しました」(木曽常務取締役)と話し、食の現地化の難しさと手ごたえを感じているようだ。
王将フードサービスは、国内の好調を維持発展させつつ、海外展開に取り組んでいる。

株主優待品のイメージ
≪優待内容≫
株主優待事券(500円券)を、3月末(発送6月)・9月末(発送12月)の株主名簿及び実質株主名簿に記載された各々の株主対象に贈呈。さらに、3月末の株主名簿及び実質株主名簿に記載された株主を対象に「株主様ご優待カード」を贈呈。
≪贈呈基準≫
年2回、3月末及び9月末の各々の株主を対象に、下記のとおり贈呈する。
100株以上 200株未満 2,000円分(500円券×4枚を贈呈)
200株以上 500株未満 3,000円分(500円券×6枚を贈呈)
500株以上1,000株未満 6,000円分(500円券×12枚を贈呈)
1,000株以上 12,000円分(500円券×24枚を贈呈)
3月末の株主を対象に、下記の通り贈呈
100株以上 「株主様ご優待カード」1枚を贈呈
(飲食会計時提示で利用代金から5%割引)
株主優待食事券(以下、優待券)は当社商品と交換することができる。交換希望コースを下記より選択のうえ、返信用封筒に各コース分の優待券を同封のうえ、返送すること。
2,000円コース
「餃子の王将」オリジナル商品詰め合わせ 2,000円分相当
3,000円コース
「餃子の王将」オリジナル商品詰め合わせ 3,000円分相当
6,000円コース
「餃子の王将」オリジナル商品詰め合わせ 6,000円分相当
12,000円コース
「餃子の王将」オリジナル商品詰め合わせ 12,000円分相当
中華料理店「餃子の王将」を関西・関東地区を中心に全国でチェーン展開する。地域密着の店舗経営を目指し、地域に合わせた味にアレンジするなど店舗の個性を活かした手作り料理が特徴。
看板商品の「餃子」はすべて国産原料を使用しており、1日の販売分を毎日自社工場で完全自動成形し、翌朝各店舗へ配送を行っている。この自社工場での一括大量仕入れと一部食材の集中一次加工によりコストダウン、調理のスピード化などを実現している。2019年9月末のグループ店舗数は直営520店、フランチャイズ(FC)212店。
<売上構成>(19/3期連結、外部顧客への売上高): 中華事業100%
1967年、京都市に1号店を出店。以降、京都市内を中心に店舗を展開。74年、王将チェーンを設立。78年、関東地区での直営1号店を出店。90年、現商号に変更。2017年、台湾に1号店を出店。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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