QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2020年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、21年3月期など)の2月18日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3317社ベース)の今期の連結売上高は前期比0.4%減の690兆2096億円、営業利益が同9.2%減の44兆7974億円、経常利益が同6.0%減の46兆2124億円、純利益が同9.0%減の29兆9733億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、パルプ・紙、食料品で、大幅な減益が見込まれるのは鉄鋼、石油・石炭製品、情報・通信業となった。前回リポートとの比較では、鉱業が増加率ランキング2位から減少率ランキング5位に、パルプ・紙が増加率ランキング3位から2位に上昇、食品が増加率ランキングの3位に登場、また減少率ランキングの5位が機械から鉱業に入れ替わった。
また来期は売上高が今期予想比2.5%増の707兆5675億円、営業利益が12.6%増の50兆4221億円、経常利益が10.8%増の51兆1980億円、純利益が14.6%増の34兆3511億円となった。
■来期の業績予想