QUICK Market Eyes=池谷信久
9日のニューヨーク債券市場で長期金利は急低下した。30年債利回りは一時初めて1%を割り込み、10年債利回りも0.3%へ低下し過去最低を更新した。
米長期金利の低下を受け日米の金利差が急速に縮小している。QUICK FactSet Workstationによると、10年債利回りの金利差は0.68%と2012年7月以来の低水準を付けた。
12年は外為市場で70円台に円高ドル安が進んだ時期だ。足元では日米金利差とドル円の連動性は弱まっているものの、円高・ドル安への警戒感は続きそうだ。