【日経QUICKニュース(NQN)編集委員 今 晶】4月11日の東京外国為替市場で円相場は上昇し、一時は1ドル=142円台後半と昨年9月末以来の高値をつけた。トランプ米大統領が一部の国や地域に対する相互関税を90日間停止すると表明したものの、米中の貿易摩擦はむしろ激化している。10日の米市場ではドルと株、長期国債がそろって下げる「トリプル安」になった。市場参加者がリスクをとる余裕を失う中、摩擦当事国通貨のドルから低リスク通貨とされる円や、今後の財政拡張が意識されるユーロを買う動きが続く。
ヘッジファンドなどの投機筋が現在警戒するのは、中国政府やその影響を受けるマネーが米中心の金融・資本市...

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