新型コロナウィルスの感染拡大が企業の決算説明会に影響を及ぼしている。投資家と企業をつなぐプラットフォームサイトを運営するみんせつ(東京・中央)が上場企業445社に4~6月に開く決算説明会について調査したところ「開催は未定」と答えた企業が3割にのぼった。調査期間は3月18~25日。
開催すると答えた企業は63%だった。開催予定の企業に説明会の実施方法を聞いたところ「会場のみ」が6割で最も多く、電話会議などを使った「会場開催なし」は2割だった。会場開催しない企業のうち、新型コロナの影響とした比率は4割だった。時価総額が大きい企業で「会場開催なし」と答えた割合が高かった。
調査は不要不急の外出自粛が本格化する前のもので、現状は企業の方針も変わっていることが予想される。みんせつは今週も同様の調査を実施する予定だという。
(出典)「株式会社みんせつ調査」
■調査概要
調査対象:上場企業IR担当者
回答数 :445社(464名)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年3月18日13:00より3月25日21:00