QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が4月6~10日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
スリーエフ― 急落 株主優待制度の廃止や今期減益予想を嫌気(更新日時:2020/04/10 13:18)
コンビニエンスストアのスリーエフ(7544、2部)が急落。9日に発表した2021年2月期の連結業績見通しと株主優位制度の廃止が嫌気されている。同日発表した21年2月期の連結業績予想は営業利益が前期比31%減の2億5000万円となる見通し。新型コロナウイルスの影響で8月ごろまで日販品の販売が落ち込むことを想定した。
株主優待制度は19年8月期末時点の株主を対象にした実施を最後に廃止すると発表。公平な株主還元の観点から配当に重点を置くため、21年2月期の年間配当は10円と、前期から4円増配する。これまで保有株数に応じて商品券を配布していた。100株以上300株未満で500円分がもらえていた。
20年2月期の連結決算は、営業損益が3億5900万円の黒字(前の期は2億8300万円の赤字)に転換した。「ローソン・スリーエフ」へのブランド転換の進展で商品群の拡充も進み、売り上げが伸びた。

※スリーエフの株主優待
鳥貴族― 一時11%安 臨時休業期間延長を発表、5月6日まで(更新日時:2020/04/10 11:11)
焼き鳥チェーンの鳥貴族(3193)が大幅安。一時下落率は約11%に達し、東証1部の値下がり率ランキングで上位に入っている。9日まで株価は続伸し、その間に約13%上昇していたため、短期的な過熱感を意識された。また9日には政府の緊急事態宣言を受けて全直営店(394店)の休業期間を5月6日まで延長するほか、フランチャイズチェーン(全246店)に関しても臨時休業を要請していく方針を発表。一段の業績悪化懸念が意識されている。
また2019年7月末に権利確定した有効期限20年4月末までの株主優待券について、6月30日まで有効期限を延長する方針。

※鳥貴族の株主優待
東宝― 小動き 映画興行収入が大幅減、4月も業況悪化の可能性高く(更新日時:2020/04/09 12:50)
東宝(9602)が小動き。朝方は買い戻しが優勢となる場面があったものの、その後は小安い場面が目立つ。7日にTOHOシネマズが発表した東宝グループの3月の映画興行収入は前年同月比58.8%減の26億円だった。営業時間の短縮や外出自粛の影響が響き大幅減だった。
また野村証券の8日付リポートによると東宝が配給した映画の興行収入も同80.6%減と低迷。主力配給作品「映画ドラえもん のび太の新恐竜」などの公開延期などが響いたことで映画館の興行収入を上回る減少率となったという。野村では4月は全シリーズが大ヒットを記録した「名探偵コナン 緋色の弾丸」を含め東宝配給4作品の公開延期が決まっており、3月同様に厳しい業況になるとみているもよう。
なお、東宝は14日に2020年2月期決算を発表する予定。また8日に株主優待の映画招待券(20年4~5月中有効分)や優待券(19年12月~20年5月中の有効分)の有効期限を5月31日から7月31日に延長すると発表した。

※東宝の株主優待
東海ソフト― 7%高 好決算と株主優待実施で(更新日時:2020/04/07 10:04)
ソフトウエア開発の東海ソフト(4430)が大幅続伸。好決算発表に加えて、記念優待実施発表を好感した買いが入ったようだ。
東海ソフトが6日発表した2019年6月~20年2月期(3Q累計)決算は、売上高が前年同期比14.0%増の49億2000万円、営業利益は25.9%増の4億100万円と大幅増収増益だった。組込み関連事業はエンドユーザーであるメーカーの新製品や新技術に関する開発需要が旺盛だったことで好調だったほか、製造・流通・業務システム関連事業では製造関連業務システム開発が伸びたことが寄与した。
通期見通しは従来予想を据え置いたが、3Q営業利益の進捗率は88.1%に達した。新型コロナウイルスの影響に関しては、今期期末までの受注及び顧客の予算執行がほぼ確定的であるため、業績への影響は軽微としている。
また、東証及び名証市場第一部銘柄指定を記念して株主優待を実施すると発表した。5月末の100株以上保有の株主に対して一律1000円分のQUOカードを贈呈すると発表した。