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1~6月の投信、資金流入額トップはTロウ「米国成長株式」

記事公開日 2020/7/6 15:23 最終更新日 2020/7/6 15:23 資産運用・資産形成 投資信託 トレンドを知る 資産運用研究所 トレンドを知る

国内公募追加型株式投資信託(ETF、ラップ・SMA・DC専用を除く)を対象に2020年上期(1~6月)の資金流入額(推計値)でランキングしたところ、トップは「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)」(AW31119C)の1631億円だった。成長性が高いと判断される米国企業の株式に投資する。昨年12月末の設定当初に1400億円超の資金を集め話題になり、今年に入ってからも資金流入が続いている。販売会社はみずほ証券とみずほ銀行の2社。

2位は「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」(42311052)で1527億円。6月末時点の純資産総額(残高)は9500億円超と、国内公募追加型株式投資信託(ETFを除く)で最大規模。17年10月から月次ベースで資金流入が続き、昨年は年間の資金流入超過額(確報値)が4261億円でトップだった。

一方、資金流出額が最も大きかったのは、日興アセットマネジメントの「グローバル全生物ゲノム株式ファンド(1年決算型)」(02312191)。6月末時点の年初来リターンが27.63%と好成績を上げているため、利益確定の売りが出たとみられる。

2位の野村インド株投資(01312056)は、19年2月から資金流出が続いている。同ファンドは新興国株式に投資するタイプでは国内最大規模。3位には主に国内株式で運用するレオス・キャピタルワークスの「ひふみプラス」(9C311125)が入った。6月単月の資金流出額は357億円と2012年5月に運用を始めてから最大となった。

なお、償還済みも含めると、4月末に繰り上げ償還された「アムンディ・ダブルウォッチ」の資金流出額が最も多かった。 

(QUICK資産運用研究所=竹川睦)

著者名

QUICK資産運用研究所 竹川 睦


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