【日経QUICKニュース(NQN) 菊池亜矢】日銀が12月18~19日に開く金融政策決定会合で、追加利上げを決めるとの観測がくすぶる。日銀の植田和男総裁は利上げを継続する姿勢を示したうえで、毎回の会合で利用可能な情報から判断していく方針も繰り返している。現時点では日銀による経済・物価見通しに対しオントラック(想定通り)との判断を覆すような状況にはない。米景気の底堅さや為替の円安・ドル高も利上げを後押しする材料となり、金融市場が織り込む利上げ確率は6割を超えてきた。
市場では12月か来年1月に追加利上げとの予想が支配的だ。変動金利と固定金利を交換する翌日物金利スワップ(OIS)市場における金利...
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