QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が9月14~18日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。(Money Worldの株主優待ページはコチラ)
インプレスホールディングス― 3日ぶり反発 記念優待実施を好感(更新日時:2020/09/17 14:20)
デジタルメディアのインプレスは16日、上場20周年記念の株主優待を実施すると発表した。今年9月末時点で100株以上保有する株主に対して、グループ会社であるリットーミュージックが運営するオンデマンドTシャツ販売サイト「TOD」Tシャツ全アイテムを対象に、1回の購入につき1000円割引となる「株主優待クーポン」を贈呈する。この優待は今回限りで、通常の優待(グループ会社の電子出版物セット)は継続して実施する。

雪国まいたけ― 株主優待制度を新設、東証1部にきょう新規上場(更新日時:2020/09/17 08:34)
東証1部に17日に新規上場する雪国まいたけ(1375)は午前8時、株主優待制度を新設すると発表した。単位株数の100株以上を6カ月以上継続保有する株主に対し毎年3月末を割当期日として、3000円相当の同社商品を進呈するとしている。2021年3月31日割当を初回として開始する。
大英産業― 一時ストップ高 株主優待制度の新設を好感(更新日時:2020/09/16 10:36)
九州地盤の不動産会社である大英産業(2974、福証)が急騰。一時ストップ高水準まで買い進まれた。株主優待制度の新設発表を手掛かりに目先筋の買いを集めたようだ。
大英産業は15日、投資魅力の向上や中長期的な株式保有促進を目的に株主優待制度を新設すると発表した。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、クオカードを贈呈する。贈呈金額は500株未満保有が1000円分、500株以上保有で2000円分とした。
ディア・ライフ― 売り気配 業績下方修正や優待休止に失望売り(更新日時:2020/09/16 09:07)
投資用マンション開発のディア・ライフ(3245)が売り気配。今期業績予想の大幅下方修正や株主優待休止発表を嫌気した売りが出たようだ。
ディア・ライフは15日、2020年9月期連結業績予想の下方修正を発表した。経常利益は従来予想の40億円から26億円、純利益は27億円から17億5000万円に引き下げた。新型コロナウイルスの影響で、リアルエステート事業における都市型マンションや収益不動産の売却が当初の想定を下回ったことが響いた。業績悪化を踏まえて、期末一括配当も28円から18円に引き下げた。また、中期経営計画で掲げた21年9月期目標(経常利益50億円など)は達成困難として、期限を22年9月期に1年延期した。
さらに、株主数の増加を図ることを目的に導入した株主優待に関しては、20年3月末の株主数が3万6000人を超え、当初の目標を達成したとして株主優待制度を休止することも発表した。
パーク24― 売り気配 11~7月期は118億円の営業赤字、株主優待を中止(更新日時:2020/09/16 09:02)
パーク24が15日大引け後に発表した2020年10月期第3四半期累計(19年11月~20年7月期)連結業績は、売上高が前年同期比14%減の2004億円、営業損益は118億の赤字(前年同期は146億円の黒字)だった。アナリスト予想の平均であるQUICKコンセンサス(1社ベース)では197億円の営業赤字をみており、実績は市場予想ほどには落ち込まなかった。
営業損益を四半期でみると、20年5~7月期は105億円の赤字(前年同期は46億円の黒字)と、2~4月期の63億円の赤字(同44億円の黒字)に比べ赤字幅が拡大した。
20年10月期連結の通期見通しは、営業損益で242億円の赤字(前期は223億円の黒字)を見込むなどとする前回予想を据え置いた。
同時に20年10月期末割当分について、株主優待制度を中止すると発表した。従来は単位株の100株以上を保有する株主に対し、保有株式数に応じて時間貸駐車場などで利用できるタイムズチケットを進呈していた。

ミンカブ・ジ・インフォノイド― 3%高 株主優待の拡充発表で(更新日時:2020/09/14 10:30)
金融メディア運営のミンカブ・ジ・インフォノイド(4436、マザーズ)は11日、投資魅力向上および中長期的な保有促進を一層促すことを目的に、今年9月末から株主優待制度の拡充をすると発表した。同社は毎年9月末時点ならびに翌年3月末時点の株主名簿に同一の株主番号で連続して記載または記録されている500株以上保有する株主に対して「プレミアム優待倶楽部」の株主優待ポイントを、保有期間および株数に応じて2000~2万2000ポイントを贈呈してきた。今回の拡充で贈呈ポイントを一律2倍に引き上げる。
株主優待ポイントは、自社運営の有料株式情報サイト「株探プレミアム」をはじめ、食品、電化製品、旅行・体験など2000点以上の商品や特典とポイント数に応じて交換することができる。