新型コロナウイルス禍をきっかけに資産形成を始める若年層が増えている。共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)が提携会社と実施した調査によると、「資産形成を始めた時期」が今年3~10月ごろだった人の割合が全体(回答数1007)のうち9.2%だった。年代を分けて男女別にみると、20代の女性が34.8%で最も高く、同じく20代の男性が20.6%で続いた。
調査はロイヤリティマーケティングと大和証券グループのCONNECT(東京・中央)、ポイント運用サービスのSTOCK POINT(同・千代田)が10月27~28日に実施。Pontaリサーチ会員の3000人(20代以上の男女)を対象にインターネットで調査した。
資産形成の内容は、20代では「つみたてNISA(少額投資非課税制度)」の30.1%が最も多かった。次いで株式投資(26.1%)、確定拠出型年金(23.3%)の順番だった。他の年代も含めた全体では株式投資が40.2%で最多、定期預金の35.5%が続いた。
◇Pontaいましる 2020年11月「資産形成・ポイント運用」に関する調査はこちら
https://www.loyalty.co.jp/storages/pdf/201126_1.pdf
(QUICK資産運用研究所=西田玲子)