QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2021年3月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、22年3月期など)の1月26日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3372社ベース)の今期の連結売上高は前期比8.7%減の615兆3283億円、営業利益が同21.7%減の30兆0882億円、経常利益が同19.0%減の31兆8705億円、純利益が同12.3%減の19兆2012億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは石油・石炭製品、情報・通信業、鉄鋼、医薬品、その他製品。大幅な減益が見込まれるのは空運業、陸運業、海運業、鉱業、ゴム製品となった。
また来期は、売上高が今期予想比6.7%増の656兆3254億円、営業利益が44.8%増の43兆5711億円、経常利益が41.6%増の45兆1355億円、純利益が55.6%増の29兆8688億円となった。
■来期の業績予想
コロナで恩恵のあった情報通信が来期は伸び悩んで、コロナが逆風となった陸運がV字回復する予想。