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来週のマーケット展望 円弱含み、105円近辺まで下落も 株は上値重く

来週(2月1~5日)の東京外国為替市場で円相場は弱含み、1ドル=105円近辺まで下落する場面がありそうだ。米国でサプライマネジメント協会(ISM)による製造業・非製造業の景況感指数など重要指標の発表が相次ぐ。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、同指数は非製造業を中心に前月からの悪化を見込む声が多い。市場予想をも下回れば投資家心理が冷え込み、流動性が高いドルにはリスク回避目的の買いが入るだろう。ドルは円を含む幅広い通貨に対して上昇しそうだ。

米国株式市場では、影響力を強めている個人投資家やヘッジファンドの売買で株価が乱高下する展開が続いている。異常な値動きで金融市場が混乱しかねないとの懸念が広がっているのもドル買いを誘うとの声があった。もっともリスク回避局面では、ドルとともに「低リスク通貨」とされる円にも買いが入りやすい。円売り・ドル買い一巡後は、円は次第に底堅くなるだろう。

同期間の日経平均株価は上値が重い展開となりそうだ。上値メドは2万8500円程度との予想が聞かれた。半導体関連や工作機械を中心に国内の企業決算は良好な内容が目立つ。ただ決算発表に先んじて好業績はある程度織り込み済みのため、決算内容が良くても発表後に売りに押される銘柄も散見される。

1日に任天堂が2020年4~12月期決算を発表する。期待値が高いだけに、材料出尽くしと受け止められれば相場の重荷となりそうだ。

米国で議論が進む1.9兆ドル規模の追加経済対策への期待は、株価を支える材料となる。今のところ市場では、与野党の合意を優先する形で1.9兆ドルから規模を縮小して3月中に成立するとの予想が多い。そのため「金額が据え置かれ、想定よりも前倒しで成立するとの期待が高まれば、日経平均が節目の2万9000円を上抜ける可能性がある」(三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト)との声があった。

【主な予定】

◇1日(月)

・QUICKコンセンサスDI(1月末時点、8:30)
 ・1月のQUICK月次調査<債券>(11:00)
 ・1月の新車・軽自動車販売台数(自販連・全軽自協、14:00)
 ・2020年12月末の税収実績(財務省、15:30)
 ・4~12月期決算=日ハム、塩野義、小野薬、ローム、京セラ、任天堂、あおぞら銀、みずほFG、JAL、大ガス
 ・1月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI、10:45)
 ・マレーシアが休場
 ・20年12月のユーロ圏失業率(19:00)
 ・20年12月の米建設支出(2日0:00)
 ・1月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数(2日0:00)

◇2日(火)

・閣議
 ・1月のマネタリーベース(日銀、8:50)
 ・10年物利付国債の入札(財務省、10:30)
 ・1月の財政資金対民間収支(財務省、15:00)
 ・1月の国内ユニクロ既存店売上高(15:00)
 ・4~12月期決算=ニチレイ、宇部興、コニカミノル、豊田織、日精工、ジェイテクト、三菱電、パナソニック、デンソー、三菱自、アイシン、豊田通商、三井住友FG
 ・12月期決算=日電硝
 ・豪中銀が政策金利を発表(12:30)
 ・20年10~12月期のユーロ圏域内総生産(GDP、速報値、19:00)
 ・ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁が討議に参加(3日3:00)
 ・海外10~12月期決算=アリババ集団、UPS、エクソンモービル、ファイザー、アムジェン、アルファベット、アマゾン・ドット・コム

◇3日(水)

・2月の日銀当座預金増減要因見込み(日銀、8:50)
 ・若田部日銀副総裁が神奈川県金融経済懇談会に出席(10:30)
 ・若田部日銀副総裁が記者会見(14:00)
 ・4~12月期決算=双日、日清食HD、三菱ケミHD、エーザイ、ZHD、住友電、日立、ソニー、コンコルディ、丸紅、三井物、三菱商、野村、郵船、川崎汽、スクエニHD
 ・12月期決算=花王
 ・1月の財新中国非製造業PMI(10:45)
 ・タイ中銀が政策金利を発表
 ・ポーランド中銀が政策金利を発表
 ・1月のユーロ圏消費者物価指数(HICP、速報値、19:00)
 ・1月のADP全米雇用リポート(22:15)
 ・1月のISM非製造業景況感指数(4日0:00)
 ・海外10~12月期決算=スポティファイ・テクノロジー、バイオジェン、クアルコム、イーベイ、ペイパル・ホールディングス

◇4日(木)

・対外・対内証券売買契約(週間、財務省、8:50)
 ・30年物利付国債の入札(財務省、10:30)
 ・1月の輸入車販売(日本自動車輸入組合、10:30)
 ・1月の車名別新車・軽自動車販売(自販連と全軽自協、11:00)
 ・4~12月期決算=キッコマン、イビデン、武田、テルモ、フジHD、板硝子、古河電、OKI、三菱重、川重、マツダ、ニコン、リコー、ヤマハ、伊藤忠、住友商、三菱UFJ、ソフトバンク、NTTデータ、ヤマダHD
 ・7~12月期決算=メルカリ
 ・12月期決算=協和キリン、中外薬
 ・20年12月の豪貿易収支(9:30)
 ・20年12月のユーロ圏小売売上高(19:00)
 ・英中銀が金融政策委員会の結果と議事録を発表(21:00)
 ・英中銀の金融政策報告書(21:00)
 ・週間の米新規失業保険申請件数(22:30)
 ・20年10~12月期の米労働生産性指数(速報値、22:30)
 ・20年12月の米製造業受注(5日0:00)
 ・海外10~12月期決算=メルク、ギリアド・サイエンシズ、スナップ、フォード・モーター、ユニティ・ソフトウエア

◇5日(金)

・20年12月と20年10~12月期の家計調査(総務省、8:30)
 ・1月上中旬の貿易統計(財務省、8:50)
 ・3カ月物国庫短期証券の入札(財務省、10:20)
 ・20年12月の景気動向指数速報値(内閣府、14:00)
 ・マザーズ上場=QDレーザ
 ・4~12月期決算=日本紙、日本製鉄、神戸鋼、LIXIL、ミネベアミツミ、スズキ、SUBARU、三井不、阪急阪神、NTT、セコム
 ・12月期決算=AGC
 ・20年12月の豪小売売上高(9:30)
 ・20年10~12月期のインドネシア国内総生産(GDP)
 ・インド中銀が政策金利を発表
 ・1月の米雇用統計(22:30)
 ・20年12月の米貿易収支(22:30)
 ・20年12月の米消費者信用残高(6日5:00)

◇6日(土)

◇7日(金)

・11都府県への緊急事態宣言の期限

(注)時間は日本時間

〔日経QUICKニュース(NQN)〕


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2021/2/1 10:02

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