さわかみ投信の創業者である澤上篤人取締役会長が、会長職を退任したことを1日に公表した。74歳となったことを機に会社を離れ、今後はさわかみ投信のオーナーとして経営陣を見守っていくとした。株式会社さわかみホールディングスの代表取締役は継続し、同グループ全体の拡大発展へ注力を続けるという。
さわかみ投信は独立系運用会社の草分け的存在で、澤上氏は投資業界のカリスマの一人とも謳われる。「1万円からはじめる財産づくり」と題して、セミナーなどを通じて長期投資を推進してきた。運用中の「さわかみファンド」は設定から20年を超える運用実績を持つ長寿ファンド。年初から105億円(1日まで、推計値)の資金が流出しているものの、1日時点の純資産総額(残高)は3426億円にのぼり、年初来リターンは6.9%のプラスと堅調だった。
さわかみ投信の澤上龍代表取締役社長は、澤上篤人氏の引退について、2011年に社長の座を、2013年に最高投資責任者の任をおりており、「さわかみファンド」の運営には大きな影響はないとしている。現役層として、「謙虚さをもち、引き続き長期投資の理念の下で時代を先取りする柔軟性と勢いをもって邁進する」と述べた。
澤上さんのブログはときどき、思い出したように閲覧してる。 ここ最近のブログでは、数十年間の日本の国家としての低迷に対する不満を書かれてる。 澤上さんが運用してきた投信の組み入れ銘柄のほとんどが日本株だったから、不満もなおさらでしょう。 世界に分散投資することの重要性を感じます。 もし低迷する国だけに投資をしたら、そりゃ後で振り返って不満ばかりになる。 ここ数十年は日本が低迷する一方、米国が良いが、それが未来も続くとも限らない。どうなるか予想をしたところで、予想があたるとも限らない。 なので投資が一国に偏るのはリスクがある。 そして、ふと自分の投資にも大きな偏りがあることに気が付く。 反省。