日本知財総合研究所 三浦 毅司 ゲノム編集技術は、生物が持つ遺伝子の特定の塩基配列(DNA配列)を狙って変化させる技術だ。2012年にエマニュエル・シャルパンティエ氏とジェニファー・ダウドナ氏が発明した画期的なゲノム編集技術「CRISPR/Cas9」の発表以降、急速に発展した。この発明が評価され、両氏は2020年にノーベル化学賞を受賞している。 日本におけるゲノム編集技術の特許出願件数も、2012年から急増している。ゲノム編集特許の特徴として大学や研究機関の出願が多く、また出願人が広く分散していることが挙げられるが、これはCRISPR/Cas9の基本特許をもつ権利者が非営利機関の研究開発...
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