【日経QUICKニュース(NQN)】米フォード・モーターのジョン・ローラー最高財務責任者(CFO)は15日にドイツ銀行が開いた会議に出席し、多目的スポーツ車(SUV)タイプの電気自動車(EV)「マスタング・マッハE」で当初見込んでいた利益が帳消しになったとの認識を示した。米CNBCが報じた。値上げをしてもバッテリーの材料費高騰を補えなかったという。
また高インフレが消費者の余力を削り、同社の金融部門では自動車ローン返済の「延滞」が増えていると語った。もっとも、新車販売については消費者の需要はまだ落ちておらず、値上げによって全体でみれば利益率はほぼ維持されていると明らかにした。