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日本知財総合研究所 三浦 毅司 2022年10月４日、塩野義製薬は国連が支援する公衆衛生機関であるMedicines Patent Pool（以下MPP）に対し、開発中の新型コロナウイルス治療薬「エンシトレルビル フマル酸」について、薬事承認を取得した後、低中所得国に広く提供することを目的としたライセンス契約を締結したと発表した。 このライセンス契約に基づき、MPPは低中所得国へのコロナ治療薬を広く提供することを目的として、後発薬メーカーに生産および供給に関するサブライセンスを付与することができる。117カ国に治療薬を供給することが可能となる見通しだ。塩野義は世界保健機関（WHO）が...
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