QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2022/12/08)
・今・来期は2桁営業増益を見込む
企業価値研究所は23/3期の連結予想営業利益を2520億円→2600億円(前期比13%増)に引き上げた。円安およびイメージングの好調で見直した。来期以降もイメージングを増額。トレンドとしてはヘルスケアを中心とした増益で最高益更新が続くとみている。
・イメージングは高水準の利益を維持へ
今回の当研究所の業績予想修正は、特に営業利益ではイメージングの上方修正が中心となっている。1Qは「チェキ」などのコンシューマーイメージングが牽引していたが、2Qは半導体不足で伸び悩んでいたデジタルカメラなどのプロフェッショナルイメージングの売り上げも拡大した。来期以降、デジタルカメラの販売競争激化などが考えられるものの、「チェキ」などのインスタントフォトシステムの成長で高水準の利益を維持していくものとみている。
・23/3期上期は営業12%増益
23/3期上期の連結営業利益は1208億円(前年同期比12%増)となった。
・リスクファクター ~為替、競合企業との競争激化、事務機械関連の事業展開など
・アナリストの投資判断 ~業績改善の確度が高まる。底堅いパフォーマンスを見込む
当研究所では今後の株価について、概ね株式相場全体に準じた値動きを想定している。1Q決算後はヘルスケアの大幅営業減益でパフォーマンスが悪化したが、上期決算発表では連結営業増益および会社計画の上方修正がポジティブに評価された。上期決算発表直後の値上がりが急だっただけに足元は若干調整しているが、今後の業績改善の確度が高まってきたため、底堅く推移するものと考える。
(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。