【QUICK Market Eyes 大野弘貴】主要中銀が金融引き締めに転じた2022年。マクロ環境の大きな変化を受け、マクロ系ヘッジファンドの好調さが目立った1年でもあった。
米ヘッジファンド・リサーチ(HFR)が算出するグローバル・ヘッジファンド指数は22年に4.4%安と、S&P500種株価指数の19.44%安を大きくアウトパフォームした。グローバル・ヘッジファンド指数がS&P500を年間でアウトパフォームするのは08年以来となる。中でも、マクロ・CTA(商品投資顧問)戦略は3.74%高で独歩高となった。
22年は株・債券ともに下落する苦難の一年だった。年金基金に広く支持されてきた...
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