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「レバナス」、30代以下が主に購入 個人意識調査③

記事公開日 2023/1/25 16:30 最終更新日 2023/1/25 19:15 資産運用・資産形成 投資信託 データで読む 資産運用研究所 データで読む

米ナスダック100株価指数に対して2倍以上の値動きをする「レバナス」。2020~21年にSNS(交流サイト)発でブームとなったが、2022年に入って大きく値崩れした。QUICK資産運用研究所が22年11月に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」では、レバナス保有者に購入理由や運用成績などを聞いた。

回答者(5075人)のうち、米株価指数に連動するレバレッジ型の投資信託を保有している人は46人にとどまり、全体の1%に満たなかった。保有者を年代別にみると、18~29歳(14人)と30代(12人)で半数以上を占め、若年層の保有者が多いことが確認できた。

 

購入理由で最も多かったのは、「レバレッジをかけない投資信託よりもうかると思ったから」の39.1%。「米株価指数が下落し、安く買えるチャンスだと思ったから」が30.4%、「短期で利益を得たいと思ったから」が23.9%、さらに「値動きが大きく、積み立て投資に向いていると思ったから」が19.6%で続いた。

SNSなどではレバレッジを活用しながら積み立てる「ツミレバ」という手法も紹介されており、それを実践している「レバナス民」もいるようだ。投資信託の購入方法をレバナス保有者に絞って集計したところ、「積み立てのみ」が50.0%、「積み立ても一括投資もしている」が37.0%にのぼった。

運用成績は購入タイミングなどによって違いが大きそうだ。調査時点では4割超が「運用益が出ている」と回答した一方、「利益も損失もほとんど出ていない」が26.1%、「損失となっている」が28.3%だった。

=④に続く

QUICK資産運用研究所が2022年11月に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」の集計結果は、「QUICK Money World」で順次配信していく。調査概要などは以下のとおり。なお、今回調査から対象年齢を18~74歳とし、前回まで20歳以上としていた下限を引き下げた。 

<調査概要>
調査期間 2022年11月25日(金)~30日(水)
調査対象 全国の18~74歳の個人
国勢調査の結果に準じて性別×年代別×地域別(8区分)の構成比率を割付け
回答者数 5075人
調査方法 インターネット調査
調査会社 日経リサーチ

◇本調査における回答者の区分
【投資経験】投資経験がどれくらいか聞いたもの(自己判断による)
・投資経験なし
・初級    :投資経験1年未満
・中級    :投資経験1年以上5年未満
・上級    :投資経験5年以上10年未満
・ベテラン     :投資経験10年以上

 

著者名

QUICK資産運用研究所 西本 ゆき

著者名

QUICK資産運用研究所 西田 玲子


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