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資産形成、6割超が「必要性感じる」 個人意識調査⑤

記事公開日 2023/1/27 16:00 最終更新日 2023/1/27 16:27 資産運用・資産形成 投資信託 データで読む 資産運用研究所 データで読む

資産形成や資産運用について、その必要性を感じる人が一段と増えている。QUICK資産運用研究所が2022年11月に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」では、「あなたは資産形成・資産運用の必要性を感じますか」との質問に対し、「非常に必要性を感じる」と「やや必要性を感じる」の回答の合計が前回21年調査を4.1ポイント上回る60.1%となり、過去にさかのぼって比較できる18年調査以降、初めて6割を超えた。

資産形成・資産運用に「非常に必要性を感じる」「やや必要性を感じる」と答えた人の割合を年代別にみると、1位は40代(69.2%)で2位が30代(66.3%)。18年調査と比べた伸びも、40代と30代が他の年代より大きい。

資産形成に必要性を感じる理由では、「老後不安、公的年金だけでは足りないと感じるから」が82.5%で断トツ。「銀行に預けていても増えない(預金の金利が低い)から」が57.9%で続いた。

お金について困っていること、不安に感じることは、「老後資金」(44.5%)、「老齢に伴う介護・医療費」(20.4%)、「親の介護費」(12.0%)の順番だった。「現在困っていることはないが、漠然とした不安がある」も20.0%にのぼった。

一方、資産形成・資産運用に「あまり必要性を感じない」「まったく必要性を感じない」と答えた人は、「そもそも資産形成について考えたことがない」(30.3%)が理由のトップだった。「リスクを取りたくないから」(27.2%)、「節約すればいいと思うから」(23.6%)が続いた。

=⑥に続く

QUICK資産運用研究所が2022年11月に実施した「個人の資産形成に関する意識調査」の集計結果は、「QUICK Money World」で順次配信していく。調査概要などは以下のとおり。なお、今回調査から対象年齢を18~74歳とし、前回まで20歳以上としていた下限を引き下げた。 

<調査概要>
調査期間 2022年11月25日(金)~30日(水)
調査対象 全国の18~74歳の個人
国勢調査の結果に準じて性別×年代別×地域別(8区分)の構成比率を割付け
回答者数 5075人
調査方法 インターネット調査
調査会社 日経リサーチ

◇本調査における回答者の区分
【投資経験】投資経験がどれくらいか聞いたもの(自己判断による)
・投資経験なし
・初級    :投資経験1年未満
・中級    :投資経験1年以上5年未満
・上級    :投資経験5年以上10年未満
・ベテラン     :投資経験10年以上

著者名

QUICK資産運用研究所 西本 ゆき

著者名

QUICK資産運用研究所 西田 玲子


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