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ワークマン(7564) 円高方向への想定変更などから営業利益予想増額、25/3期は3期ぶりに最高益更新へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2023/03/08)

・原価低減進捗も利益増額要因に
 単独営業利益の企業価値研究所予想は業績表の通り。円高方向への想定変更と原価低減進捗を主因に増額。今期は13期ぶりの減益見通しだが、「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」等の出店・改装をテコに高機能×低価格PBによるアスレジャー市場開拓を進める同社の中長期的成長シナリオは不変。円安影響が一巡する来期から増益軌道に戻り、25/3期には3期ぶりに最高益更新へ。

・ファッション強調によるイメージ転換で更なる客層拡大が進むかに注目
 23年秋冬物までPB主力商品の価格を据え置くが、価格据え置きだけで競争力向上につながるかは不透明。23年春夏物からは低価格×高機能に加え、「ワークマンカラーズ」と銘打ち、ファッションを全面に打ち出すことで、イメージ転換による更なる客層拡大を図る方針。女性向けを中心にデザイン重視のラインナップを拡充することで、リスクを抑えつつ、客層拡大が進むかに注目したい。9月にファッション専門店「ワークマンカラーズ」1号店を開業予定。キャンプ用品、シューズ、ゴルフ用品など、商品拡充による客層拡大にも注力中。WEB注文/店舗受取専用品ではFCが在庫リスクを負わないため、今後は前述したファッションへの挑戦で本部がある程度リスクをとる可能性も。

・リスクファクター ~円安、原料高の進行

・アナリストの投資判断 ~更なる株価水準訂正には力強い売上成長が不可欠、株主還元強化に期待
 当研究所が営業最高益更新を見込む25/3期のPERは24倍と、専門小売主要成長株の直近半年平均PERと同水準。更なる株価水準訂正には既存店売上高の力強い成長が不可欠だろう。今期は消費者・FC・従業員に優しい一方、株主にのみ犠牲を強いる格好だっただけに、株主還元強化に期待したい。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

永田 和子

シニアアナリスト

小売セクター担当


【プロフィール】
早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。東京証券(現東海東京証券)入社。入社直後から調査部門でアナリスト業務(小売、繊維・紙パルプ、食品、ゲーム)に就く。03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)へ。企業調査歴30年超。


日本証券アナリスト協会ディスクロージャー研究会 小売専門部会評価実施アナリスト


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