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黒田前総裁なぜ低評価 株価上がるも不安も募る（マーケットエッセンシャル 前田昌孝氏）
（この記事は今週のマーケットエッセンシャルの要約です）
日銀総裁が黒田東彦氏から植田和男氏にバトンタッチした。株価が日本経済の代理変数とするならば、黒田前総裁の出来栄えは上々だったが、なぜか退任時のマスコミの論調は手厳しい。大量に国債や株式を購入した後始末への道筋が立たず、日本の将来を不安に思う国民が増えたことや、格差拡大を放置したことが批判につながっているようだ。
民主党の野田佳彦首相（当時）が衆院解散の意向を表明した２０１２年１１月１４日の直前を起点して、直近までの世界８９の株式相場の騰落率ランキングを作ると、日経平均は米ドル換算で第１９位と中の上を確保した。民主党政権下で続いた株価低...
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